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毒親育ちの私が変わり始めた物語

私は、自己肯定感が低いまま30代を迎えました。幼少期から実母の身体的、精神的虐待を受け続け、その影響は社会人になった今でも私の心に深い傷を残しています。毒親から受けた影響は計り知れず、そのせいで私はいつも不安を抱え、神経質で恐れに支配され、誰も信用できず、恋愛にも仕事にもまともに向き合うことができませんでした。

私は自分を「劣っている」と感じ、常に周りと比べては「人と同じことさえできない」と思い込んでいました。最初は、それがすべて母親のせいだと思っていました。確かに、私の心を傷つけ、私をこんなにも弱い存在にしたのは母親でした。でも、そんな思いを抱え続けることが、私の人生においてどれだけ重荷になっていたかを、ある時ふと思い知らされました。

その瞬間、私の中で何かが変わりました。「このままでは、一生心の闇を抱えたままで生き続けることになる」と気づいたのです。もちろん、過去の傷が消えるわけではありません。毒親による影響から完全に解放されることもないでしょう。しかし、自分を変えなければ、何も進まないという現実に直面し、私は決意しました。「変わりたい」と。

それから、私は少しずつ自分を変えていくことを始めました。最初は小さな一歩から、自己肯定感を育てることを意識して取り組みました。自分を信じること、人と繋がること、失敗を恐れず挑戦すること…。それでも、前に進むたびに時折、過去の記憶がよみがえり、足を引っ張ってきます。恐怖や不安が襲ってきたときもありますが、そんなときは自分に「大丈夫、今の自分にはできる」と声をかけるようにしました。

このブログでは、私がどのようにして少しずつ自分を変えてきたのか、その過程を綴りたいと思います。もちろん、完璧に変わったわけではなく、まだ多くの課題が残っています。それでも、私は少しずつ、自分の中にあった暗闇を乗り越え、少しずつ光を見つけることができました。

私と同じように、過去の影響で自己肯定感を失ってしまった方や、毒親に悩んでいる方々が少しでも勇気を持てるように、この物語が何かのヒントや力になればと願っています。まだまだ道のりは長いけれど、私の一歩一歩が誰かの支えになることを信じて、これからも自分を変えていきたいと思っています。

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